アルテイルにおける大量除去 〜その功罪と可能性〜

以前のアルテイルの「炎の竜巻」のスキルはこうだったように思います。

ゴウエン LV4 すべてのユニットを[ダメージ:プレイヤーの[影響力/ゴウエン]×5]する。
(テキストの細部は適当です。すみません)
確か去年の春か夏に修正され、最近になって現在のものになったのですが、当時のこのスキルは、レオナウドSS
(すべてのユニットからランダムで1体選び、セメタリーへ送る)
と相まって、ユニットを展開するファイルに強力なアドバンテージを誇っていたのは、自分の記憶に未だ強く印象に残っています。
HP45以下のユニットの存在を一切シャットダウンするという効果は非常に強力であり、正直に言うと、今でもあまり好きではないものです。
爆炎の咆哮や炎の竜巻については、上記を踏まえたのかはたまた迷走しているのかいまいち判断がつかないのですが、現在はLV5で4体対象の「炎の竜巻」であり、LV5でランダムで敵4体にゴウエンの影響力×5のダメージが当たるものになっています。
ただ、SPブーストカードの増加によるLV4ユニットを中心としたファイル群、いわゆる中型ファイルの台頭によって、これら2種のグリモアの効果でも厳しいように思えていました。
ダメージ50に対抗するためのユニット展開ファイル、という思考から作られたであろう各種中型ファイルが、いつの間にか小型ファイルをも席巻していたのは皮肉な話ですが、ここではその話はしません。
同じく大型ファイルである黒大型ファイルがSPロックと全体ダメージを持つジュッズヴァー並びに豊富なSPを生かせる高LVユニット、高LVグリモアに支えられていることに比べ、赤大型ファイルには全体ダメージ・単体ダメージしかないため、ファイルパワーとしては黒大型と比べ一段低い場所にいたように思うわけです。
そうなると、ダメージの増加、という話になるのですが、ただ単にダメージを増加するとこれはこれで小型から中型までグリモア連打で倒せます、のような結果になるようで、まあ、少なくとも自分はこんな環境だったらINしたくないわけです(笑)
そこで今回の「やけつく空気」なのですが、なんでグングン使っているのかというと、上記のような考えから、非常に「壊れ」の匂いがしたからなわけです。
使っていて感じているのは、爆炎の咆哮の4体ランダム、というのはギリギリのラインなのだな、ということと、LV5というのは連発するには意外と重いということ。
4体ランダム、というのは、自軍にユニットが1体もいなければ、ほぼ敵軍全員に当たります。ただ、「自軍にユニットが1体もいない」というのが案外制約が厳しく、グリモア連打したあとに、そういえば出せるユニットがいないとか、そういうこともあるわけです。
その一方、敵軍ユニットの存在を許さないグリモア連打構成というのはプレイしていてなかなかおもしろく、今までのユニットに頼った大型ファイルにないプレイ感覚があります。
まあ、何が言いたいのかというと、爆炎の咆哮の効果がユニット4体になっているのは案外強い制限であり、壊れのようで壊れじゃなかった、という話です。惜しい(謎)。