修正後の環境についての雑感

・月曜日の記事の論旨をまとめただけのものです。

■現在の環境は、個人的に「再生する森」やいわゆる「返却SS」に修正の入った2006年1月のそれと類似しているのではないか。

「あふれ出す魂」や各種レベル4ユニット、また現在LP8-9のファイルが流行しているため、全体除去の入った大型ファイルがメタとして上がりそうな印象。

■これまでの環境はどうだったか。

●ソウルパワー供給が多かった

豊富なソウルパワーを使ったファイルがいろいろと生まれた。リフェスを除く、各種大型ファイルが生まれ、とくにコストパフォーマンスの高い全体除去手段を兼ね揃えたゴウエンおよびローティアが強い。
*供給源として使われたカードは「あふれ出す魂」および「光精霊の神官剣士」ソウルスキル。
ただ、大型のユニットのリムーブからのソウルパワーを安全に獲得するため、「氷の魔術師『ラスアム』」や「大突風」も多用されていた。
現在は「光精霊の神官剣士」や「氷の魔術師『ラスアム』」は修正済。しかし「光精霊の神官剣士」はいまもやり方次第で2から3はソウルパワーは手に入る印象。ただ連続投入は厳しい。
(個人的に「光精霊の神官剣士」はこれでいいと思う。「何もしないほうが強い」状況が多々あったこれまでの環境は正直、おもしろみに欠けていた)。

●高AGI・高ATユニットの誕生

豊富なソウルパワーを使って「魂の代行者『アニムス』」や「対少女『エスリア』」・「新型『アスタフォーセ』」が爆発的な攻撃力を持つファイルが存在していた。当初は「獣化病/レオナウド」や「獣化病/リリス」のソウルスキルと併用されたが、環境の終盤は主に「竜皇帝『ジュッズヴァー』」と併用された。
*「獣化病/レオナウド」・「獣化病/リリス」ソウルスキル
「すべてのユニットからランダムで1枚選ぶ。そのユニットを[セメタリー]に送る。」という効果のソウルスキル。ランダムであるが、「月公国の伝令兵」や「古代王国の死体の王」や上記ユニットとあわせ、ほぼ対戦相手のユニットを1枚セメタリーに送っていた。当時はLV4だった「炎の竜巻」や「悪魔の抱擁」があれば囮の「光の精霊」までクローズさせてしまうため、狙ったとおりのユニットに命中させることが可能であり、何より対策として「光の精霊」を出さないといけないのが、LPの少ない小型ファイルにとって厳しい。
(上記はラドルなどに隠れていたが、非常に多くのファイルを殺していたカードだと思う)

●「玄武の軍師『ラドル』」

大型に対抗する手段として、高AT・高AGIユニットを複数作り出せる([1・3・5・7・9]に居るユニットをこのターンの間[AT+20]/[AGI+2]する。)「玄武の軍師『ラドル』」が多用。「炎の息」などのグリモアを「黒猫『フェルアン』」でシャットダウンすることもでき、グリモアの多い中−大型ファイルにも対抗できた。
*この問題は「ファルカウなのにATが高いなんて」という現在の環境の問題点に通じている。思うに、ラドルの問題を[高AT・高AGI]と考えず、[ファルカウ]として考える思考が今回の修正では抜けていたのではないか。

■現在の環境の問題

●炎の竜巻などのコストアップにより、今までのファイルができなくなった。

個人的に驚いた内容。「炎の竜巻」については、「竜皇帝『アルィンド』」やら「竜殺『ブリンガー』」があれば、十分併用できると思う。LV4ユニットは相変わらずの強さなわけだし。「大突風」が重要な印象。
正直、今回に修正されたカードがどれだけのファイルの存在を許さなかったことを考えれば、わりと妥当な印象を受けている。

●ファルカウユニットのデザインの問題

属性にそぐわない高ATユニット・コストパフォーマンスが問題とされている。「魔法王国の格闘家」および「魔法王国の上級剣士」「魔法王国の攻撃兵」になっているが、「魔法王国の上級剣士」はほとんどいない。実際「魔法王国の格闘家」やら「魔法王国の攻撃兵」で制圧できるのがほとんどで、2SPおよびLPも使わないこと、返却SSファイルに魔法王国の上級剣士を投入する場合、LV3ユニットはあまり入らないこと
(むしろ1−2LVユニットで形成されることが多い。また主に「古代王国の死体の王」「飲み込む巨大蜥蜴」を排除することに使われており、AGI3ユニットが多い現在では使用が難しい)
が挙げられると思う。
これについては自分もまったくその通りだと思う。バランス云々ではなく、デザイン性の問題。高い水準でバランスが取れているのは「無個性」につながる。



な、なんか非常に疲れました。。。断言口調が多くて恐縮ですが、「まとめ」になるとどうしてもこうした感情を殺した書き方になってしまうのですよね。当ての外れているものも多々ありますこと、どうぞご容赦ください。