パラメータ変更レビュー 水鏡の薙刀士

SP10→SP9

以前、地下図書館の水鏡の薙刀士のスレッドで書きましたが、7月20日以前の環境下では、ケンタウロスのスペックの物理キャラクタが、その抑制となるべき、物理無効キャラクタを(スカルロードという対策カードの影響もあり)席巻しつつありました。
SP10に変更されたことで、それまで先制して除去されていた、マグス以下のSPの魔法キャラクタ(ミネルヴァ・レッサーデーモンなど)を逆に先制して除去できる格好となり、結果として、物理キャラクタの総数が減り、代わって、マグスのスペックに注目が集まったのは、環境全体を考えれば、重要な修正であったと思っています。

今回の下方修正は、真闇の弓士(HP3 AP3 SP10 ビークル優先 物理無効)の存在をまってのものだといえると思います。マグスやシャドウウィッチ、および、SP10の非物理支援を受けたジンニーヤに優先されて除去され、ミネルヴァと同速になった、このキャラクタは、7月20日以降現在まで誇っていた恐ろしいまでの耐久力を奪われ、バランスPTの一角に間違いなく起用されていた地位を、近々、間違いなく追われることになるでしょう。これからのバランスPTでの物理無効キャラクタの投入は、他の角の役割を考え、状況に合わせた登用が望まれます。

上にあげた弓士の存在を考えると、一般的なバランスPTと投射の強弱関係が強まりそうな修正ではあります。とはいえ、7月20日まで、まずキャノン投射という「強いコンセプトPT」があってから、ロックや辺貫通など、様々なPTが作られるようになったことを考えれば、けして悪いことではないでしょう。むしろ現状として、大型および支援を1角に投入した、変わり映えのしないPTがチームトーナメント中に溢れかえっていることを考えれば、まずそのいささか退屈な状況に、揺さぶりをかける必要が出てきたのではないでしょうか。