パラメータ変動についてそこはかとなく思ったこと

正直、ユーザーの意見を聞き過ぎている感はありますよね。やってはいないのですが、TGXでの、サムライマスターが下方修正予定というのは、やはり解せないですし。
(つーか、ジンのいる環境において、魔法防御版のDスレというべきサムライマスターの、何を下げるかがまったくわからなかったり)
今回のラオコーンにしても、
「HPを上げてしまうのは、地下図書館で反対がでたから、まだこれといって反対が出ていないSPをあげてみよう!」といううがった見方もできますし、
ムシュフシュにしても、
「なんか強い強い言われてるし、図書館にもSP下げるべきと書いてるので、キャノンと同速にしてみよう!」とうがった見方もできてしまいそうで、

なんというか、プレイヤーの意見を取り入れようとはしているのだけど、製作者のほうで満足にブラッシュアップしないまま、変更させてしまっているような感が、どうしてもつきまとってしまうんですね。

プレイヤーの意見を取り入れることよりも、まずは製作者側から、プレイヤーのおおよそが納得できる、カードデザインを提示すべき時期だと思いますね。地盤が緩いまま、いろいろと意見を取り入れようとするから、結局、どういう意見を取り入れたところで、地盤の緩さが露呈する格好になってしまう。

「地盤」というのはカードバランスのことなのですが、結局、開始当初から物理無効キャラクターとランサーを強くしすぎてしまったイビツさが、未だに残ってしまっていると思いますね。課金開始からほぼ1年が経とうとしている現在でも、物理無効キャラクタについては、水鏡を見ればわかるように、バランス調整をしているような状態ですし。
まあそれについては、今後、パラメータ変更でまだ何とかなるかもしれないのですが、ランサーについてはもっと厄介で、練成でできるようにと、マップデザインを含むゲーム全体のバランスにまで影響するようにしてしまったものだから、いまさら下方修正もかけにくくなってしまったわけで。
結果、辺に置かれるキャラクターについてはランサーという壊れたキャラクターと比較せざるをえず、結果として、壊れたキャラクターがいつでも出そうな状態が続いている
(例えばアヌビスも、やっぱりなんだかんだいって、危険なキャラクターだとは思うわけですよ。ホウオウに乗ってないとなかなか落とせないし、サイレントも鉄壁ではなく)と思うのですね。

自分は今回の修正については、それなりに評価もしているのですが……しかし、今後の展望を考えると、キャラクターが追加されるたびに、一部のキャラクターのパラメータが一時凌ぎのようにうろうろと修正されていくのが目に見えてしまい、それは、明るいものとはとても言えない状況です。

一度、製作者側は、地下図書館を封印して、じっくりとシミュレートを回しながら、200数枚のカードの微調整を行ってみたほうがいいのではないでしょうかねえ。

あと関係ないのですが、今回の新マップは、いくらなんでも未実装が多すぎると思いました。新マップ公開時に、すべての場所に行けるぐらいは、最低限すべきことではないですかね? ベータじゃないんだからさ。お粗末すぎ。