パラメータを実際にいじってみて

上方であれ、下方であれ、どのような修正にせよ、パラメータを変更することで、それまでのバランスが崩れるのだから、そのことに合わせて、要望にないキャラクター(その変更によって、皺寄せが来るキャラクター)も変更しないと、非常に困ったことになるということを実感。

例えば、自分が支持している要望の一つに、ヴァグランツのSP11・HP3、というのがありますが、それを行うと、同時に大きく割をくってしまうキャラクターである、マーシナリィ(AP4HP5SP10 それまでヴァグランツを一方的に除去していたのが、逆に倒されてしまうことに)や
スチームナイト(AP3HP5SP11 それまで先制してから反撃をもらって倒されていたのが、反撃できずに倒されてしまう可能性)といったキャラクターも、同時に上方修正をかけてあげないと、結局、パラメータ変更したことでより使われないキャラクターになってしまうわけです。

また、そうして上方修正をかけていくことで、SP11以上の物理キャラクターの選択肢が増えると、そうした物理キャラクターへの抵抗力がないマグスなどの非物理キャラクターの総数が減ってしまう懸念が出てきてしまうのですが……すこしまわしてみた実感では、3角を物理にしたバランスPTだと、いまは「真闇の弓士」が複数入った投射に分が悪くなりそうで、個人的に理想だと思う「バランス>投射>時空」の三すくみの関係が保てそうな予感はあります。パラメータ変更にはいろいろ個人的に疑問符がつくことも多いのですが、「真闇……」は非常によいカードデザインだと個人的に思ったことでした。そろそろチームトーナメント上位にも出てきていますし。

余談ですが、つらつらと最近のTOP8を見ていて、自分的に強いな〜と思ったのは、真闇とペガサスを対角に置いた投射デッキでした。真闇の仮想敵になるSP10AP3の魔法キャラクター(マグス・シャドウウィッチ)をペガサスで抑える形で、これはしばらくは磐石そうです(ペガサスが入っているのでアヌビス・ホウオウに強いのも重要)。
あと、時空対角ヴリトラも強いですな。ブレス防御の大型が若干見えなくなってきた現状だと、ヴリトラがその圧倒的な除去力を如何なく発揮しそうです。

両方とも共通しているのが、ホウオウを倒せるPTタイプということですね。今まではバランスが優勢でしたが、これからは投射や時空・それらをメタったバランスなど、コンセプトを絞ったPTの時代がやってくるかもしれません。(それは個人的には望ましい変化です)